社会福祉法人ワゲン福祉会

煩雑な手続きも安心のサポート!Proud Partnersで特定技能人材をスムーズに採用
課題
- • 看護補助者の若手採用難航で看護師への負担が増え、組織の将来に不安が高まっていた
- • 外国人材の受け入れに必要な入管手続きや書類準備の知識が不足し、導入のハードルが高かった
- • 日本語の読み書きへの不安から、離職率や職場への定着が懸念されていた
決め手
- • 知人からの紹介でProud Partnersと出会い、初歩的な疑問にも丁寧に対応する信頼感を得られた
- • 現場まで足を運んで施設の特性を理解し、最適な特定技能人材をマッチングしてくれる姿勢があった
- • 入管手続きや住まい探しなど、採用後のサポートまで包括的にカバーしてもらえる体制が整っていた
結果
- • 若い特定技能人材のスタッフの加入で平均年齢が下がり、看護師の負担軽減と職場の活気向上に繋がった
- • 入管関連を含む手続き支援のおかげで導入がスムーズに進み、初めての特定技能人材採用でも不安が解消された
- • 日本語スキルや学習意欲が高い人材の定着率が良く、利用者からの評価も高まる好循環が生まれた。
人材不足が深刻化する医療・福祉業界において、特定技能人材の採用は新たな解決策として注目されています。社会福祉法人ワゲン福祉会では、株式会社Proud Partnersの支援を受け、特定技能人材のスタッフを積極的に採用しています。現在では病院や福祉施設で多くの特定技能人材のスタッフが活躍し、職場に大きな変化をもたらしています。
今回は、ワゲン福祉会の事務局長兼執行役員(病院部門では事務次長)である有馬妙子様に、特定技能人材採用の背景や成果についてお話を伺いました。
若手の採用が難しい医療福祉業界の厳しい現状
──特定技能人材の採用を始める前、御社ではどのような課題を抱えていましたか?
有馬様:看護補助者や介護職員などの人材採用が特に課題となっていました。現在、日本全体で若い働き手の確保が難しい状況にありますが、福祉や医療の業界ではその傾向が顕著です。高齢化が進む中で職場の平均年齢も上がり、これからの組織運営に不安を感じていました。
──なぜ若い人材の採用が難しいのでしょうか?
有馬様:業界全体のイメージが一因だと思います。医療や介護の仕事は「きつい」「安い」「つらい」といったネガティブなイメージを持たれがちです。また、夜勤や泊まりの業務があるため、働き方への懸念も若い人たちにとって障壁となっています。たとえ給与水準が他業種と比べて向上してきていても、その事実がなかなか伝わらず、業界イメージが採用活動において大きな壁になっていました。
──若い人材が採用できないことにより、現場ではどのような課題がありましたか?
有馬様:看護補助者の平均年齢が高齢化しています。看護補助者業務は看護師の業務をサポートする重要なポジションですが、補助者の年齢が上がると、自然と看護師の負担が増える状況が発生します。このままの状態では、現場の負担がますます大きくなるという危機感を持っていました。
特定技能人材採用を進めたきっかけとスムーズな導入の決め手
──株式会社Proud Partnersと出会ったきっかけを教えていただけますか?
有馬様:知人から紹介を受けたのがきっかけです。特定技能人材を採用したいという思いを持っていましたが、どの会社に依頼すべきか全くわからない状況でした。そんな中で、知人から信頼できる会社だと聞き、安心して相談を始めることができました。
──Proud Partnersのサポート内容はいかがでしたか?
有馬様:とても助かりました。初めて特定技能人材を採用するにあたって、入管手続きや書類の作成方法など、何をどうすれば良いか分からないことだらけだったのですが、Proud Partnersさんが全ての手続きをサポートしてくれました。さらに、特定技能人材が来日してからの住まい探しや役所での手続きもすべて対応していただいたことで、安心して受け入れができました。
一生懸命な働きぶりとホスピタリティの高さが職場に新しい風を吹き込む
──実際に特定技能人材を採用してみて、どのような効果がありましたか?
有馬様:これまでに病院を含む3つの施設で合わせて12名の特定技能人材を採用しました。彼らはどの施設でも非常に一生懸命働いてくれており、職場に新しい風を吹き込んでくれています。特に、患者さんや利用者さんから「ありがとう」「いつも元気で明るい」といった感謝の声が多く寄せられるようになりました。特定技能人材のスタッフの持つホスピタリティの高さが、大きな好影響を与えていると感じています。
──特定技能人材の採用に当たり、想定とのギャップはありましたか?
有馬様:以前に日本国籍の外国人の方を採用したことがありました。その方は会話は問題ないのですが、読み書きが苦手で、記録業務に関しては難しい部分がありました。しかし、Proud Partnersさんが紹介してくれた方々は、日本語の読み書きがある程度できるだけでなく、向上心が非常に高いのが特徴です。実際に漢字などの難しい部分も勉強しようとする姿勢を見せてくれています。その意欲には本当に驚きましたし、現場にとっても非常にありがたいことです。
──患者さんや利用者さんから特に反響があったエピソードはありますか?
有馬様:特定技能人材のスタッフは障害者の方への対応においても偏見なく接してくれるのも特徴的です。日本人スタッフだとどうしても「特別扱い」しようとする傾向がありますが、特定技能人材のスタッフはそのような壁を感じさせません。彼らの「普通に接する」というスタンスが、利用者さんにも好評で、非常に自然な形で職場の雰囲気を良くしてくれています。施設をやめる際には、利用者さんや入所者さんが、お礼にお花を持ってきてくれることもあり、本当に愛されているスタッフが多いですね。
特定技能人材の採用が生み出した職場の相乗効果
──特定技能人材を採用して、現場に変化はありましたか?
有馬様:特定技能人材のスタッフを採用したことで、職場全体が非常に良い方向に変化していると感じます。まず、日本国籍を持つ特定技能人材のスタッフも、今回新たに採用した特定技能人材のスタッフから刺激を受けて、学習意欲が高まりました。以前は「読み書きが苦手だから無理」とあきらめていた部分がありましたが、新しいスタッフが漢字を勉強している姿を見て、「これ何て書いてあるの?」と聞くようになったんです。そういった姿勢の変化は、職場にとって大きなプラスになっています。
──若い人が増えたことによる変化はありますか?
有馬様:特定技能人材のスタッフを採用したことで、職場の平均年齢が下がりました。これまでは看護補助者の平均年齢が60代近くという状況でしたが、若い特定技能人材のスタッフが加わったことで、活気が生まれています。若いスタッフがいることで、職場に刺激が生まれ、ベテランスタッフも頑張ろうという気持ちになってくれているようです。
──特定技能人材のスタッフが入られて職場の雰囲気はいかがでしょうか?
有馬様:日本人スタッフが特定技能人材のスタッフにおさがりのお洋服をあげることも現場ではあると聞いているので、仲間意識、一体感が出てきてくれていい雰囲気になっていると思っています。
丁寧なサポートと現場に寄り添った対応が定着率を向上させる
──特定技能人材を採用してから、離職といった課題はありませんでしたか?
有馬様:特定技能人材の離職に関しては課題を感じたことはありません。それもProud Partnersさんの丁寧なサポートのおかげだと思っています。彼らは現場の状況をしっかりと把握し、マッチングの段階から非常に細やかに対応してくれました。実際に施設に足を運んで、それぞれの施設の事情をよく理解した上で最適な人材を紹介してくれるので、安心して任せることができました。
──具体的にはどのようなサポートがありがたかったですか?
有馬様:例えば、外国人を採用すると定期的に提出しなければならない書類がありますが、その作成や提出もサポートしていただけました。正直、私たちだけでは忘れてしまうような細かい手続きも多い中で、しっかりとフォローしてくれるので非常に助かっています。
制度見直しへの期待とさらなる採用拡大への挑戦
──特定技能人材の採用を続ける中で、今後どのような展望をお持ちですか?
有馬様:現在、特定技能の特定技能人材は5年間という在留期間の制限があります。この期間が終わると帰国しなければならないため、優秀な人材にずっと働いてほしいという希望があっても難しいのが現実です。制度の見直しが進み、長期的に働ける仕組みが整えばいいなと思っています。
──採用する国や地域についても、今後の計画はありますか?
有馬様:これまで私たちはフィリピンの方を中心に採用してきましたが、今後はフィリピン以外の国の方にも目を向けていきたいと考えています。最初は1つの国に絞ることで文化的な違いを抑え、職場の受け入れ体制を整えやすくしてきましたが、今は職場での成功事例が確立されてきたので、他の国の方々にもチャレンジできる状態になってきています。
──Proud Partnersのサポートに期待することはありますか?
有馬様:有馬様:例えば、Proud Partnersさん主催で、特定技能人材のスタッフや雇用している企業が集まる交流会があれば良いと思います。そこで成功事例や課題解決の方法を共有することで、私たち雇用主も学びが得られるのではないかなと思っています。
Proud Partnersは親身になってサポートしてくれるから初めての特定技能人材の採用でも安心して任せられる
──Proud Partnersさんとはどのようにやり取りを進めていますか?
有馬様:何度もやり取りをする中で、こちらが「これを聞いていいのかな?」と思うような初歩的な質問も丁寧に答えていただいています。特に最初の頃は外国人の受け入れ自体が初めてで不安が大きかったのですが、実際にやってみると質問するたびにすぐ対応してくれました。そういった細やかなサポートのおかげで、安心して進められたと感じています。
──Proud Partnersさんのサービスをどのような企業にお勧めしたいと思いますか?
有馬様:人材確保に悩んでいる企業や、特定技能人材の採用に不安を抱えている企業にぜひお勧めしたいと思います。私たちも最初は、どんな人材が来るのか、どのように受け入れれば良いのか、全く分からない状態でした。しかし、Proud Partnersさんは初歩的な質問にも丁寧に答えてくれて、まるで伴走してくれるようにサポートしてくれたので、最初の一歩を踏み出すことができました。