2025/05/30
ウズベキスタン政府と連携した運送業向け特定技能人材育成プロジェクトを6月に開始
交通ルール、安全運転技術を備えた即戦力ドライバーを育成し、国内運送企業との提携も
■2025年5月29日の調印式にて:左)株式会社 Proud Partners 代表取締役 鈴木竜二
右)ウズベキスタン共和国 内閣府移民庁 B.ムサエフ長官
株式会社Proud Partners(本社:東京都新宿区、代表取締役:鈴木竜二)は、ウズベキスタン共和国(以下、「ウズベキスタン政府」)と連携し、2025年6月より物流業界に特化した特定技能人材育成プロジェクトを開始いたします。初年度(2025年度)の目標育成人数は100名(運送業)で、今後は日本国内の人材不足の解消に向けて、さらに外食産業や建設産業への展開を目指します。
また、ドライバー人材の補強を目指す国内運送企業との提携も進めており、提携先企業のトラックドライバー育成を目的とした学校運営プロジェクトも開始します。
両プロジェクトにより、各運送企業に応じた安全教育や社内ルールの周知等が8か月のうちに実施可能となり、国内運送企業にとっては一層安心安全な特定技能人材(トラックドライバー)の採用が可能になります。
|ウズベキスタン政府と連携した運送業向け特定技能人材育成プロジェクトとは
背景
国内の運送業界を巡っては、ドライバー不足、外国免許切替と事故多発への解決策が急務となっているほか、特定技能制度の改正により2024年3月から運送業への外国人材の受け入れが可能となりましたが、運送業界特有の厳しい採用条件が課題となっています。
運送業向け特定技能人材育成プロジェクトの概要
そこで、弊社は、ウズベキスタン政府と連携し、2025年6月より運送業界に特化した特定技能人材育成プロジェクトを開始しています。
本プロジェクトは、ウズベキスタン政府とともに、日本の交通ルールを前提とした安全運転を基礎から徹底教育することで、日本国内の運送網を支える即戦力を育成しています。
運送業向け特定技能人材育成プロジェクトの概要 | ||
背景 | 国内運送業界のドライバー不足、特定技能「自動車運送業」の課題、外国免許切替と事故多発 など | |
目的 | ウズベキスタン政府と連携し、本プロジェクトで基礎から安全運転を徹底教育することで、日本国内の運送網を支える即戦力ドライバー(特定技能人材)を育成 | |
特長 | 独自の運送業向け研修プログラムを用意、ウズベキスタンにて8ヶ月間の日本語教育と運転技能の習得を行い、安全運転技術を身につけた即戦力ドライバー(特定技能人材)を育成 1. 運送業特有の課題を網羅したカリキュラム(長距離運転時の疲労管理、悪天候時の安全運転、都市部での駐車技術などを) 2. 日本の道路標識や交通ルールの徹底理解(座学、実地訓練) 3. 大型車両の実務的な運転技術の習得(実車を用いた実地研修) 4. 緊急対応トレーニング(事故や緊急時の対応を想定したシミュレーション |
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その他 | 1. ドライバー人材の補強を目指す国内運送企業との提携も進めており、提携先企業のトラックドライバー育成を目的とした学校運営プロジェクトも開始予定です。 2. ウズベキスタン政府とProud Partnersの主な役割分担は次の通りです。 |
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ウズベキスタン政府 | Proud Partners | |
1. 候補者の集客 2. 教育施設や車両、研修場所の提供 |
1. 日本語と運転技術の教育 2. 就労先の確保 |
ウズベキスタンである理由
ウズベキスタンは、ヨーロッパ各国に多くのトラックドライバーを輩出しています。
ウズベキスタン人材がこれだけ多くの国で活躍できる背景には、彼らの勤勉さと運転技術、さらに飲酒をしない文化があります。
イスラム教国家であるウズベキスタンでは、飲酒運転のリスクが極めて少ないことも安全性を高める要因です。
【参考】各国のウズベキスタン人ドライバーの受け入れ状況(2025/5/30時点)
- ポーランド:3,000名
- ラトビア:600名
- リトアニア:500名
- ドイツ:200名
- ルーマニア:200名
- ハンガリー:150名
- スロバキア:100名
- ブルガリア:100名
運送業向け特定技能人材育成プロジェクトに関するお問い合わせ先
弊社の取り組みにご関心のある方はこちらからお問い合わせください。
|運送業界向け特定技能人材育成プロジェクトにかける想い
ウズベキスタン共和国 内閣府移民庁 B.ムサエフ長官

本プロジェクトは、単なる就労機会の提供ではなく、日本語や日本文化を学び、長期的に現地社会に根づいて働ける人材を育てる取り組みであると理解しています。
ウズベキスタンでは現在、国内のドライバー不足は深刻ではありませんが、若者が海外で高い水準の仕事に就き、安定した生活を送ることは、本人だけでなく家族や社会にも良い影響をもたらします。犯罪の抑止や社会の健全化にもつながると期待しています。
今回の連携が、両国にとって持続的で意義のある協力関係の第一歩となることを心より願っております。(以上)
株式会社Proud Partners 代表取締役 鈴木 竜二

私たちの生活で、今や当たり前のように受け止められている「注文した商品が翌日届く」「店舗に行けば欲しい商品がある」という状態。この「当たり前」は運送に支えられています。
一方で、ドライバー不足を解決するために場当たり的な人材採用でスキルの不足した人材を投入することは、事故のリスクを高め、運送の「当たり前」を脅かすと考えます。
だからこそ、Proud Partnersは場当たり的な採用ではなく、本当に安全な運転技術を身につけた人材の育成を目指しています。今回、ウズベキスタン政府と手を組み、基礎から安全運転を徹底教育し、運送網を支える人材を確実に供給することで、未来の「当たり前」を守ります。
「届ける」、その先には、生活を支える人々がいます。 一人一人が安全に、確実に、目的地に荷物を届ける。私たちは、その「当たり前」を持続可能なものとするため、このプロジェクトを全力で推進してまいります。(以上)
※両者のコメント全文はリリースPDFをご覧ください。
|本件に関する報道機関からの問い合わせ先
株式会社Proud Partners
担当:岡村アルベルト
メールアドレス: pr@proudcorp.com
電話番号:070-5583-9127
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