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株式会社多摩鉄筋

株式会社多摩鉄筋

鉄筋工事の品質管理を変えていく!
日本人社員と特定技能人財のチームによる挑戦

目次

基本情報
サマリー
特定技能人財の受入れ前
特定技能人財の受入れ後
本編
はじめに
フィリピン出身の特定技能人財との歩み
現場品質を支える「特定技能チーム」の誕生と事故ゼロの実現
今後の展開

基本情報

社名:株式会社多摩鉄筋(埼玉県)
代表者名:代表取締役 橋口 拓哉
事業内容:鉄筋加工組立、及びその付帯工事一式
WEB: https://tamatekkin.co.jp/
特定技能分野:建設業(建築)
特定技能国籍:フィリピン

サマリー

特定技能人財の受入れ前

技能実習生を受入れていましたが、制度上の制約で継続雇用がしづらい状況だったため、優秀な外国籍人財を会社に残したいという思いがあったそうです。

特定技能人財の受入れ後

特定技能人財の日本語力・技能が向上し、現場品質管理チームとして活躍の場が拡大しています。日本語での日報作成、図面を見ながらの検査、寸法測定など高度業務を担い、品質管理チームの中核に成長中です。

現場検査体制の強化により「事故ゼロ」を実現し、元請けからの評価も向上しています。

本編

はじめに

■鉄筋工事の検査の様子(写真提供:株式会社多摩鉄筋)

鉄筋工事一式請負(鉄筋加工組立、及びその付帯工事一式)を手がける多摩鉄筋では、約10年前から技能実習生の受け入れを開始し、現在は特定技能人財が現場で活躍する体制へと舵を切っています。

多摩鉄筋では、日本人社員とフィリピン出身の特定技能人財が2チーム体制で鉄筋工事の現場で品質管理を行っており、特定技能人財は品質管理の重要な戦力となっています。

フィリピン出身の特定技能人財との歩み

■橋口社長(左)と特定技能人財のヴァルさん

多摩鉄筋は、主に新築の建築工事で、建築構造物の安全と耐久性の要となる鉄筋工事を手掛けます。

同社がフィリピン人財を受け入れ始めたのは約10年前。当初は技能実習生として受け入れを始めたといいます。

代表取締役の橋口氏はこう語ります。

「フィリピン人はまじめで陽気。働きぶりも良く、優秀な実習生を会社に残すために、2022年から特定技能制度を活用しました。」

現在同社で活躍するフィリピン出身の特定技能1号人財は3名で、2026年3月末に1名が入社し、追加で3名が近々入社予定です。

「全員が優秀で日本語の会話も流暢であり、ぜひ、もっと勉強してもらい技能検定実技試験などに挑戦し特定技能2号に移行してほしい(橋口社長)」と、橋口社長は長期での就労に期待をしています。

建設産業は、屋外作業と危険を伴う現場が多いため、自社が取得している建設業許可に関わる基本工具の名称・使い方、作業手順の標準化、危険ポイントの理解、現場でよくつかう指示語(日本語)などの教育の質がそのまま事故リスクや離職率に直結しやすいと言われています。

では、多摩鉄筋ではどのような教育を実践してきたのでしょうか?

「特別なことは何もしていません。教育はジェスチャーと単語(日本語)から始めました(橋口社長)」

日々の積み重ねと、特定技能人財のまじめさも功を奏し、今では日本語の会話も堪能で、次第に工場内の鉄筋加工だけでなく鉄筋工事の現場にも、日本人社員(リーダー)とともに赴くようになり、日報作成も日本語でこなすまでになりました。

現場品質を支える「特定技能チーム」の誕生と事故ゼロの実現

「弊社が手掛ける鉄筋工事では、協力会社が実際の鉄筋施工を行い、その品質検査・管理を弊社が実施しています。とはいえ、この業界では現場検査をやる会社はそれほど多くないのが実情です。
ですが、弊社は当然やるべき仕事(=現場検査)をして、元請けゼネコンから選ばれる『多摩鉄筋にやらせたら間違いない』と思われる企業になりたいと常日頃から考えていました。(橋口社長)」

そこで、橋口社長は、2年前から日本人社員(リーダー)と特定技能人財による2チーム編成での現場品質管理チームを立ち上げ、特定技能人財の活躍の場を拡大することにしました。

■現場品質管理チームの仕事振り(写真提供:株式会社多摩鉄筋)


「私は彼らに、毎週違う現場に出向くように、と言っています。違う現場に行く方が新鮮ですし、学びもありますからね。
なので、検査チームは全員、毎週1日は本社に集まり、次の週の現場の施工図面を見て予習をしています。そして、現場には、日本人の工事担当者2名が付き添って一緒に行き、タブレットで図面を見ながら施工された鉄筋の本数、ピッチ(鉄筋の間隔)が施工図面通りか、配筋ミスや納まりのおかしい所がないかも確認します。
毎朝現場の状況写真をLINE WORKSのグループチャット内にアップロードさせ、工事部も見れるようにしています。そして、特定技能人財が、タブレットを使い配筋写真撮影や寸法測定の結果や記録写真を使ってデジタルで日報も上げてくれます。(橋口社長)」

■チャットツールでの品質検査に関するやりとり(写真提供:株式会社多摩鉄筋)

■記録写真を使ったデジタル日報の内容(写真提供:株式会社多摩鉄筋)


多摩鉄筋の検査チームは、元請けや現場の職長からも「検査をしてくれて助かる」と高い評価を得ていると言います。

多摩鉄筋では、特定技能人財の成長と活躍の場を拡大すると同時に、鉄筋業界の中で「現場検査もよくやってくれる企業」としての認知確立にも効果を感じているようです。

「この体制を導入してから、現場での事故はゼロ。今後、特定技能人財を中心とした品質管理により注力していきたいですね(橋口社長)」

多摩鉄筋の橋口社長は品質検査チームの活躍ぶりに目を細めます。

今後の展開

多摩鉄筋は、外国籍人財の雇用によって人財確保を進め、現場検査・工事の品質管理体制の強化という新しい道を切り開いています。売上も順調に伸び、4週8閉所の流れにも対応できていると言います。

橋口社長は「外国人雇用で最も大事なのは、社長が直接コミュニケーションを取ることだと思います。私も一緒に食事をしたり、アミューズメントパークに出かけたり、できるだけ一緒に過ごす時間を取るようにしています。1年頑張ったら若者に人気のスニーカーをプレゼントしたりもしています。一方で、経営層と一般社員では立場も会社の見方も違うこともあり、社員の外国籍人財への対応が課題かなと感じ始めています。ですが、基本は同じ人間です。日々の関わりが信頼関係を築き、定着につながっているとも思うので、国籍に関係なく会社全体で互いに気遣える雰囲気にしていきたいですね。」と強調します。

そして、橋口社長は最後に今後の抱負をこう語ります。

「外国人雇用は会社の成長に欠かせない存在になっています。特定技能1号人財には、特定技能2号へのステップアップを期待していますし、そのためのフォローを登録支援機関のプラウドパートナーズにお願いしたいです(橋口社長)。」

■特定技能人財による現場品質チームの頼もしい背中(写真提供:株式会社多摩鉄筋)


以上

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株式会社Proud Partners、特定技能制度(建設)の登録支援機関としての強み
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